畑で考えたことをお伝えしていきます。


by momota0110
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カテゴリ:晴耕雨読( 15 )

かれこれ30年以上前の作品ですが、あまり違和感なく読めるということは、この小説で問題提起されたことが、現代に至ってもあまり改善されていない証左、ということになるかもしれません。

「自他不二というのが、私の宗教でございます。自分と他人は切り離せない。他人あっての自分です。自分も人のためにあるのです。精神と肉体も不二です。切り離すことができません。どんな軽い病気でも、患者が癒す気にならなくては医者は何もできるものではないのです。
医学と農業は、同じ過ちをしているように私は思います。
医者は病気の症状だけ見て、薬を与えるだけ。
農家は害虫だけ見て殺虫剤を使う。
根本的なこと、つまり何故病気になったか、何故害虫がわいたかという最も大切な原因究明を忘れて、現象面での解決を急いだばかりに、今日の医原病と農薬禍を招いたのです。」


人間でも、農作物でも、根本的なところをしっかりやっていくことが大切だと思います。



 
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by momota0110 | 2012-11-14 08:18 | 晴耕雨読
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンが最後に著したのが『ミミズの作用による肥沃土の形成とミミズの習性の観察』という本です。

本書は、まとめて数冊購入したミミズ関連の本ですが、よく調べなかったため、絵本であることに気が付きませんで購入してしまいました。
絵本であるため、子供向けにわかりやすい記述となっており、ダーウィンのミミズの研究のとっかかりを学習するためには、良い本だと思います。

深い内容については、他に譲ることにいたします。


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by momota0110 | 2012-11-13 10:44 | 晴耕雨読
無三部作の実践編ということで、『わら一本の革命』に比べ、読みやすい内容で、実際にどのように応用すべきか、わかりやすく説明されており、自然農法の手引きとして良書であると思います。

自然農法の四大原則
1.無耕転(不耕起)
2.無肥料
3.無除草
4.無農薬
これに、無剪定がつきます。

”「一切無用」ということを実際に行うには、飛躍的な決心がいる。”
まったくその通りだと思います。
まずは、試験的に近所の耕作放棄地を借りて、1反から始めてみたいと思います。

”何が自然で、何が不自然か”

・ 緑肥草生
・ 米麦連続不耕起直播
・ モリシマアカシア
・ 野菜の野草化栽培

やってみたいことがたくさん出てきて、忙しくなってきた気がします。


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by momota0110 | 2012-11-07 07:36 | 晴耕雨読
自然農法とは

自然農法はキリストが着想し、ガンジーが実践した農法とみてよい。
真理は一つである。
無の哲学に立脚するこの農法の最終目標が、絶対真理”空観”にあり、神への奉仕にあることはいうまでもない。

ということで、特にこの本の後半部は、多分に哲学的な内容となっており、読みにくかったです。
農法についてのテクニカルな内容を期待する方には、多少不向きかもしれません。

ただ、農法といっても、自然農法の場合は、不耕起、無肥料、無除草、無農薬が基本ですので、何もしない農法といえるわけで、実行する場合には、技術的な面よりも、心構えの方が重要になることは間違いないと思います。
慣行農法に慣れきってますから、いざ、やれ、といったときに実行できるかどうかが問題です。



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by momota0110 | 2012-11-04 06:56 | 晴耕雨読
「地球の虫」のはたらき

・ よい土だからミミズがいるのでしょうか?それとも、ミミズがよい土にしたのでしょうか?
・ ミミズは「地球の虫」
・ 健康な作物は土でこそ育ち、あわせて、作物の病害は土で防ぐことができる
・ 土の生き物の存在を尊重する土壌圏活用型農法が必要
・ 「大地の腸」、「地球の虫」
・ ダーウィンとミミズ研究
・ いろいろな酵素による多様な食性
・ 微生物とミミズの複雑な関連
・ ミミズの最大の敵はモグラ
・ 自然の鍬
・ 枯れ葉や作物残渣と土をかき混ぜる

・ ミミズによる作物への影響
 1.草丈が伸びる、収量が高まる。
 2.カルシウムが多くなる。
 3.病気が防げる。

・ ミミズによる土の性質への影響
 1.やわらかく、通水性、通気性がよくなる(物理性の改善)
 2.肥料要素を吸収しやすくなる(化学性の改善)
 3.土壌生物の多様性が高まる(生物性の改善)

・ ミミズ糞は黄金の土
・ ミミズ糞には生長促進物質が含まれる
・ ミミズ糞は団粒そのもの
・ 微生物と小動物の住処としての糞
・ 地表のミミズ糞はほんのわずか
・ ミミズの尿は窒素供給源
・ 作物根が伸長しやすくなる
・ 分解作用には微生物やミミズが必要
・ 腐植化を早める
・ 草地では根群層と家畜糞を破壊する
・ 作物根による栄養素の吸収を助ける
・ 窒素の無機化を促進する
・ 根粒菌(窒素固定菌)の活性を高める
・ ミミズは根粒菌を体表面に付着させたり、腸に保存したりすることによって、土の深いところや作物の根近くへ運ぶことができる。
・ リンを回収する
・ 菌根菌を運ぶ
・ カルシウムを再形成する
・ カリウムのイオン化のはたらき
・ 作物根を病害虫の攻撃から防ぐ
・ ミミズ糞やミミズの活動により作られた孔は、他の土壌生物の多様性を高める
・ ミミズの糞は微生物や小動物の住処として活用される
・ 窒素成分と植物残渣が塗りこまれたミミズの孔の壁には、窒素固定菌などの微生物が繁殖する
・ ミミズの腸は微生物を選別し、育てる
・ ミミズの死体は速やかに窒素と化し、土に吸収される
・ 土壌圏活用型農業の要
・ ミミズは健康な土作りの担い手
・ 「管理」が行き届いた耕地でミミズを見つけることは少ない
・ 耕起、伐採などによる生息場のかく乱
・ 枯れ葉層の消失や、単一作物の栽培などによる餌やすみ場としての有機物の量と質の低下
・ 化成肥料、農薬などの化学物質の使用による死傷
・ 堆肥に対するミミズの関与
・ 遊休地(耕作放棄地)の活用
・ 畑地にミミズを呼び戻す
・ 土壌動物相の多様性を高める
・ 生息場のかく乱がなく、餌となる有機物が常にあるなど、ミミズの生活場を安定化する
・ 餌、水分、温度など生息場の多様性を高める
・ 草地はミミズのすみ場として適している
・ 畑地をいかに草地の条件に近づけるか
・ 耕起しない
・ 地表面に完熟たい肥を、その上に作物残渣や枯れ葉のような分解しにくいものをのせ、二重の被覆構造を作る
・ 不耕起状態を長期間維持する
・ 不耕起栽培を継続すると、ミミズ生息密度が高まり、作物の生育に適した土の物理的、化学的条件が改良される
・ 健康な食べ物は、健康な土から
・ 土壌圏活用型の有機農法への転換
・ いっぺんに転換するには無理がある

結論
・ 不耕起状態を長期間維持し、ミミズをはじめとする土壌生物に住みやすい環境を整備、拡充する
・ 慣行栽培の畑地からの転換にはある程度の期間が必要となるので、耕作放棄地の活用を考える


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by momota0110 | 2012-10-28 18:39 | 晴耕雨読
究極のエコロジー栽培で、未来が変わる!

内容的には、『リンゴが教えてくれたこと』と半分程度重複してる感じですかね?

・ 慣行栽培により、農薬や肥料を使い続けて土を汚し、川を汚し、海を汚し、地球全体を汚してきた。
・ 汚してしまった土や水で、繰り返し農作物を育てている。
・ 化学物質過敏症の増加
・ 毎日食べているものから、まずは農業から、変えていかなくてはならない。
・ 大自然と闘うことをやめた
・ 闘わない農業は、地球を汚さない農業
・ まるで夢のような話
・ 大自然と闘わない育て方
 1.農薬を絶対に撒かない。
 2.肥料を全く施さずに農作物を育てる。自然になにも加えない栽培法。
・ 過保護で大味の養殖物より、天然物の方が美味しい。
・ 自然のものは腐らずに枯れる
・ 自然のものは枯れて土に還る
・ 余分なものを与えて栽培したものは腐る
・ 日本は世界一の農薬使用国
・ 日本へ渡航する人への注意
 「日本へ旅行する皆さんへ。日本は農薬の使用量が極めて多いので、旅行した際に、できるだけ野菜は食べないようにしてください。あなたの健康を害する恐れがあります。」
・ 単位面積あたりで日本は世界一の農薬使用国
・ 日本は気候が温暖で雨が多いために病害虫の発生が多いというやむを得ない事情がある
・ 完全無農薬3年目、リンゴの樹は、すべて枯れ木のようになってしまった。30歳の夏、すべての収入源を失った。
・ 北国でないと実らないリンゴを持っているのは裸のアダムとイブです。寒い土地でしか育たないリンゴを南国にいるかのような姿でふたりは持っている。
・ 土の中は誰も知らない
・ 土が教えてくれたこと
・ 雑草を生やすとリンゴが開花
・ 土に足りない養分が、ある種の雑草のお陰で満たされ、次第に過剰になっていくと、その雑草は役目を終えたかのように姿を消す。すると、別の養分を補給するかのように、種類の違う雑草が目立つようになる。
・ 雑草には雑草の役割がある
・ 大自然に備わった天然の農薬と肥料
・ 雑草を生やすと畑の土が自然の山の土のように変わる
・ 目が農薬で、手が肥料
・ 自然栽培は、「ほったらかし栽培」ではない
 1.土を育てること
 2.作物の能力を引き出すこと
・ すくすく育つ環境づくりが百姓の仕事
・ 「じっと我慢」も必要な時間
・ 農作物にも意思がある
・ ミツバチが姿を消してから4年間しか人間は生きていられない
・ 葉脈は樹の設計図
・ 将来を見据えて育てる
・ 虫に害虫と益虫の区別はない
・ カメムシ対策は、いろんな武器を使うことよりも、まずカメムシの事情を考えて、大自然の力を利用することが大事
・ 大切なことは目に見えない。すべての答えは土の中に
・ 「土の温度」がいちばん大切
・ 地中の温度を測って考える
・ 痩せた土は大豆で肥やす
・ 土の団粒化がバクテリアの活動を活性化させた
・ 地中に張る「根」がすべての土台
・ 秋の結果は春に決まる
・ 根の働きでコメ粒まで変わる
・ すべては農作物に聞く
・ 自然栽培のイネにはセンサーがある
・ 「肥料や農薬を使わずに野菜作りなんて無理」、そう決めつける人がいますが、できないのではありません。いままでやらないで来ただけではないでしょうか?
 これからは一歩進んで、どうしたら出来るかをみんなで考え、できるための努力をするべき。

・ 自然栽培の心得
 1.土作りには3年かかると心得る
 2.生産者によって収穫のばらつきがある
 3.これまでの農業の常識を捨てる
 4.一般栽培や有機栽培の実施者とのトラブル回避に注意する
 5.知識・技術を独り占めしない

・ 大自然にとっては堆肥も異物
・ オーガニックに対する盲信と誤解
・ 硝酸態窒素の恐ろしさ
・ 腐敗と発酵
・ 人為的にいじられたタネ
・ 生命力、免疫力の低下
・ 農業は土作りから始めて、環境を整備し、種を蒔いて、農作物を一から育てなければならない。そこには必ず心が伴いますので、若い人に人間形成には最適。人づくりができる。
・ お米を実らせるのは、稲の力
・ 量を目指した農業が、今、転換期を迎えている
・ 求められているものを作る
・ 耕作放棄地は、自然栽培にとって宝の山
・ 第三の農業革命「自然栽培」

・ 一番古くて、一番新しい栽培法、自然栽培を携えたニッポンの百姓の出番

感想など
・ 大いに納得
・ まずは小さく一歩を踏み出すことが大切
・ 耕作放棄地の活用を考える



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by momota0110 | 2012-10-28 14:46 | 晴耕雨読
土の力を引き出せば、農薬・肥料はいらない。

自然栽培のリンゴができるまでにものすごく苦労されている話です。
無農薬・無肥料には大変興味があるところですが、「果たして生業としてやれるか?」と聞かれると自信を持って「やってみます」とは、なかなか言えません。

ともあれ、とても参考になった本だし、随所に泣ける部分もありました。


keyword
・ 『わら一本の革命』
・ 『有機農法』
・ かまど消し
・ 食べたことがないお父さんのリンゴ
・ 出稼ぎ
・ 虫との戦い
・ 大豆で土地改良
・ なんともいえない土の匂い
・ 生命が溢れ、すべてが循環している
・ 下草を刈るのをやめる
・ 山の環境を再現する
・ 山の自然は何の肥料もやっていない
・ 夏の畑の地温は24度
・ ミミズの糞
・ 仕事に貴賎なし
・ 大豆は5年蒔いてやめた
・ リンゴ裁判
・ 腐らない野菜
・ 自然のものは枯れる、人が作ったものは腐る
・ 有機農業だから安全というわけではない
・ 硝酸態窒素の危険性
・ 肥料をやらない方が根が太い
・ 機械に頼ってはいけない
・ 土には浄化作用がある
・ すべて観察から始まる
・ 山の土には窒素、リン酸、カリはほとんどない
・ 人間は土の生態系を壊している
・ 土の温度を測る
・ 秋になったら草を刈る
・ 死ぬまで探究
・ 対症療法しか知らない
・ 肥料・農薬の利用を前提に農業の作業体系が成り立っている
・ 日本は、肥料・農薬使用量が世界一多い



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by momota0110 | 2012-10-26 19:50 | 晴耕雨読
『究極の田んぼ』(岩澤信夫著・日本経済新聞出版社)

・ 食糧安全保障
・ 食糧自給率40%
・ 大豆が飢餓を救う
・ 不耕起移植栽培
・ 冬期湛水
・ SRI農法
・ 本当の意味での「持続可能な農業」
・ 資源エネルギーの制約により、農薬も化学肥料もなくなる。
・ 石油がなくなれば、たちまち出来なくなってしまう現代農法
・ 飢餓の時代の到来
・ 自分の健康は、自分で守る
・ 自然と折り合う農業

 桃とぶどうのことばかり考えていましたが、米や大豆も面白そうです。


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by momota0110 | 2012-10-25 09:25 | 晴耕雨読
前掲『不耕起でよみがえる』と同じ著者の本で、内容的にあまり変わりがありませんでした。

とはいえ、私の身近で起こっている事象との関連で納得いくところが結構あります。
・ JAの指導により家畜糞堆肥の施用が奨励されている。
・ それも以前は10aあたり1トンといっていたのが、最近では10aあたり2トンというようになっている。
・ これは、「畑の肥料としてお勧め」というわけではなくて、どうやら堆肥の生産者側の都合によっているものらしい。
・ 牛にしても鶏にしても豚にしても、牧場に放牧して飼育するのではなく、狭い畜舎で大量の飼料を与えて育成している。
・ 飼料はアメリカから余剰穀物の輸入である。
・ 飼料には、防カビ剤、抗酸化剤、抗生物質、抗菌剤など大量の添加物が入っている。
・ 堆肥の成分としては、窒素、リン酸、カリについては、成分表示されているが、その他の副成分について、表示されていない。これは、使う側としては、不安になる問題である。

等々、従来より施用してきた家畜糞堆肥について、安全性の面で考えるべきところに来ているようです。
9月に出た土壌検査の結果をみると、JAの指導に従っているとどうやら肥料の過剰施用になるようなので、勇気をもって、減肥する時期に来ていると思います。

 「自分の子供に何を食べさせるか?」と同様、「畑の肥料をどうするか?」って、結構、悩ましい問題です。


★ 印象に残った言葉
 ・ イネは植える日ではなく、植える時の葉の数が重要である。

『究極の田んぼ』(岩澤信夫著・日本経済新聞出版社)
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by momota0110 | 2012-10-24 19:16 | 晴耕雨読
光合成の化学方程式

6H2O + 6CO2 = C6H12O6 + 6O2
水 + 二酸化炭素 = ブドウ糖 + 酸素

私たちが、美味いとか不味いとか言っている米の原料は、水と空気。
肥料で米を作っていると勘違いしているが、土と水と空気があれば、一定の条件下でイネは米を作ることができる。

「生物資源型農業への道筋

日本の農業は、いずれ来る日のために、エネルギー消費型農業から脱却する必要があります。

冬期湛水と不耕起栽培を組み合わせることにより、将来の日本の農業を支える方法がようやく完成形に近づいて実証され始めた。
物語の主役は、イトミミズやアカムシなど、田んぼに昔から暮らしていて、しかも田んぼを耕していた生き物たちです。この生き物たちの働きが、生物資源型農業と名付ける端緒になったのです。
生物資源型農業は、将来のエネルギー枯渇の時代の対応策として、後世に伝えるべき一つの重要な手段なのです。」

まとめ
・ 肥料、農薬の施用量の抑制
・ 土中生物、微生物の有効活用
・ 本来もっている力を十分に引き出す、邪魔をしない
・ 競馬では、「馬7割、騎手3割」、農業でも「日土水7割、人3割」というところでしょうか?「助長」という言葉を噛みしめて、「助長しない」農業を目指したいと思います。

 さて、不耕起栽培である。草生栽培に麦を撒くということになると結果として覆土、鎮圧という作業が必要になり、どうしても耕起することになってしまいます。
 なんか、よい方法がないでしょうかね?雑草草生栽培しかないのかな?


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by momota0110 | 2012-10-24 08:51 | 晴耕雨読